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250423_春風に誘われて〜2025年・早春の記録〜

 来週は、ゴールデンウィークを迎えます。

特に、旅行など計画はありませんが早春の出来事を以下にまとめてみました。

 3月、まだ冷たい風の中にも、どこか柔らかな陽射しが感じられるようになった頃。

私は、いつものように第3土曜日の朝、府中へと向かった。オープンカフェの準備に追われながらも、顔なじみの人々が集まってくるあの時間には、どこか穏やかな喜びがあった。

 4月、同じように、オープンカフェを運営した。その合間に、健康管理士会の集まりもあった。そこで交わされる情報や言葉の一つひとつが、今の自分を形づくっているように感じられた。

 一方、大学の通信教育課程も終盤に差し掛かっている。

実習はすでに終了し、手を動かしてきたレポートも気づけば、大半の成績も公開されている。夏の対面授業を残すのみとなり、「もう少しで一区切りだな」と思いながら、自室の机に向かう日々が続いた。

 そんな中、ふとした空白に旅をした。3月、白石蔵王の鎌崎温泉へと旅に出た。山里の宿に2泊し、湯けむりに包まれながら、自分と向き合う静かな時間を過ごした。露天風呂から見上げた夜空は、言葉にできないほどの広がりをもって、心に染み込んだ。

 4月には神戸・三宮・舞子へ。学生時代の友人たちとゴルフを楽しみ、昔と変わらぬ笑顔と、増えた皺を分かち合った。「年を重ねるのも、悪くないな」と、ふとそんな思いが胸をよぎった。

さらに、春の陽気に誘われるように、愛知県の渥美半島・田原を訪ねた。

墓前に手を合わせ、風に吹かれながら、遠い日の記憶と静かに語り合う。どこまでも続く海と、菜の花畑の向こうに、変わらぬ故郷の風景が広がっていた。

 こうして、私の3月と4月は、日常と非日常が織りなす、ゆるやかなリズムの中で過ぎていった。

進むべき道はまだ続いているけれど、今この時を大切にしながら、一歩ずつ歩んでいきたい。

そんな思いを胸に、私はまたゴールデンウィークを迎えようとしています。