3か月前に、依頼を受けて準備もなく当日を迎えた。朝から雨模様だったので、なかなか前向きな気持ちになれなかった。
朝9時、所定の集合場所に行くと責任者の方が迎えてくれた。特に着替えもなく準備していた軽装で、テラスの机や椅子の片づけ、縁日の飾りつけや出店の準備をして約2時間患者さんやそのご家族を迎える準備ができた。
私に配られた印刷物には、その対応方法や注意事項、担当者、時間割が記載されていた。13時にセンター長の挨拶に始まり、約2時間半、縁日を模擬した出店で患者さんやご家族に楽しんで頂いた。私はチョコバナナとクレープを引換券をもって差し上げる担当でしたので、嚥下困難な患者さん6名に注意を払い、2時間半の役割を無事こなすことができた。
帰るときには雨も止んで、秋の冷気に包まれやり終えた充実感をかみしめながら家路についた。
メディケーション エラーに対する取り組みと薬剤師の将来
日 時:平成12年12月17日(日) 午後3時~7時
場 所:歌楽歌良屋 (CARACALLA)
参加者:薬剤師はじめ32名
目的 :
2000年12月医療制度改革の流れから、院外の処方率は40%を越え、入院患者の外来あるいは
在宅へのシフトが増加しました。
一方、がん化学療法を実施している医師は、危険を感じながら入院患者を外来へ移行する決断を
下していました。
情報提供に対する考え方も変わり薬剤の適正使用を強く訴える流れが出来始めました。
米国ではすでに薬剤師がファーマシュティカルケアを実戦し、薬物関連問題を回避していました。
このような動向は日本の薬剤師にも導入されると考えられ勉強会を開催しました。
Agenda:
1.オープニング プレゼンテーション
米国の実態を探る:メディケーション エラーに対する取り組み(間辺利江)
2000年12月3日から5日間、米国ネバダ州で開催されたASHPのオープニングジェネラルセッション
を会のオープニングとして紹介された。
2.特別講演
21世紀の薬剤師の役割を考える:メディケーション エラーに対する薬剤師の役割と将来
Cedars Sinai Medical Center クリニカルコーディネーター/DIセンター長
ネバダ カレッジ オブ ファーマシー 副学長
Charles F. Lacy, Pharm.D.
留意点
1.医療過誤は、治療のプロセスのあらゆる場所で発生する可能性がある
2.薬物治療には学術的なアプローチが重要
3、医療過誤対策を開発し、リスク回避するために常時エラーを報告する(ヒヤリハット)
4.医療過誤を回避していくにはコミュニケーションが鍵です
5.間違いは個人の責任ではなく、システムの問題です
6.問題発生時システム分析が必要であり、それには変更が必要です
7.私たちは変化に抵抗するのではなく、受け入れる必要があります